クレジットカードの還元率を徹底解説!効率よくポイントを貯めるには?

クレジットカードの還元率を徹底解説!効率よくポイントを貯めるには?

クレジットカードを選ぶ際に付与されるポイントに注目している方は多いはずです。ポイント還元率が高ければ利用するごとに多くのポイントを獲得できるからです。

 

しかし、クレジットカードのポイント還元率は単に高ければ高いほどお得ではないのでご注意ください。還元率が高くてもポイントが付与される条件や利用できる条件によってはそれほどお得にならないかもしれません。

 

ポイントを有効活用するにはポイント還元率の仕組みをぜひ把握してください。

 

ここでは、クレジットカードの還元率の仕組みを解説するとともに、お得にポイントを貯めるコツを紹介します。さらに、還元率の高いおすすめのクレジットカードや条件別におすすめのカードも紹介するので参考にしてください。

 

目次

 

還元率の高いおすすめクレジットカード

年会費 ポイント還元率 国際ブランド スマホ決済 電子マネー(チャージ含) 利用条件
三井住友カード(NL) 永年無料 0.5%~7.0%

Visa
Mastercard

Apple Pay
Google Pay
楽天ペイ

iD
WAON

18歳以上
JCB CARD W 永年無料 1.0%~5.5% JCB

Apple Pay
Google Pay
楽天ペイ

QUICPay 18歳以上39歳以下
イオンカードセレクト 永年無料 0.5%~2.5%

Visa
Mastercard
JCB

Apple Pay
Google Pay
楽天ペイ

iD
WAON

18歳以上
楽天カード 永年無料 1.0%~3.0%

Visa
Mastercard
JCB
American Express

Apple Pay
Google Pay
楽天ペイ

楽天Edy 18歳以上
dカード 永年無料 1.0%~4.5%

Visa
Mastercard

Apple Pay

iD
楽天Edy

18歳以上
三菱UFJカードVIASOカード 永年無料 0.5%~1.0% Mastercard

Apple Pay
Google Pay
楽天ペイ

QUICPay
楽天Edy

18歳以上

 

三井住友カード(NL)|特定の決済方法でポイント還元率が7.0%に!

ポイント名 Vポイント
ポイント還元率 0.5%~7.0%
ポイント価値 1ポイント1円
有効期限 24ヶ月
ポイント付与率 200円につき1ポイント
交換レート 1ポイント1円相当
交換可能ポイント Tポイント、楽天ポイント、Pontaポイント、dポイント、WAONポイント、nanacoポイント、ベルメゾンポイント、Gポイント、ヨドバシゴールドポイント、ジョーシンポイント、ビックポイントなど
交換可能マイル ANAマイル
ポイントモール ポイントUPモール、ココイコ!
ポイント加盟店 高島屋、セイコーマート、セブンイレブン、ポプラ、ローソン、マクドナルド、サイゼリア、すかいらーくグループ飲食店(ガスト、バーミヤン、しゃぶ葉、ジョナサン、夢庵など)、ドトールコーヒー、エクセルシオールカフェ、かっぱ寿司など

三井住友カード(NL)のおすすめポイント

  • 対象のコンビニや飲食店でVisaのタッチ決済やMastercard®のコンタクトレスで決済すると最大7%還元
  • 「家族ポイント」の利用で最大12%還元
  • Vポイントアッププログラムを利用すれば最大16%還元

三井住友カード(NL)は非常にポイントを貯めやすいカードで、対象のコンビニエンスストアや飲食店の支払いをVisaタッチ決済、Mastercard®コンタクトレスで行うと最大7%が還元されます。
さらに条件を満たせば最大16%のポイントが還元されます。

ポイント還元16%を獲得する条件

  • 対象店舗でスマホのVisaタッチ決済、Mastercardのコンタクトレスを利用すると200円につき7%還元
  • 「家族ポイント」サービスに登録し対象店舗で利用すると家族の人数分、最大5%還元
  • 「Vポイントアッププログラム」対象サービスの利用状況により対象店舗で利用すると最大4%還元

この他にも、学生を対象とした学生ポイント、資産運用でポイントを貯められるなど様々なポイント獲得条件が用意されています。

 

JCB CARD W|基本還元率1.0%と高還元率のカード

ポイント名 Oki Dokiポイント
ポイント還元率 1.0%~10.0%
ポイント価値 1ポイント5円
有効期限 24ヶ月
ポイント付与率 1,000円2ポイント
交換レート 200ポイントで1,000ポイント(nanacoポイントの場合)
交換可能ポイント 楽天ポイント、Pontaポイント、dポイント、WAONポイント、ANA SKYコイン、ベルメゾンポイント、ジョーシンポイント、ビックポイントなど
交換可能マイル ANAマイル、JALマイル、スカイマイル
ポイントモール Oki Dokiランド
ポイント加盟店 セブンイレブン、スターバックスコーヒー、出光興産系列店SSなど

 

JCB CARD Wのおすすめポイント

  • JCB ORIGINAL SERIESパートナーの店舗利用で還元率が常に2倍以上
  • Oki Dokiランド経由のネットショッピングで最大20倍の還元
  • ポイントの活用方法が豊富に用意されている

JCB CARD Wは、優待店の利用でポイント還元率1.0%と常に2倍の還元率になります。さらに、提携している「JCB ORIGINAL SERIESパートナー 」で利用すると還元率がアップします。還元率の大きなものは20倍以上にもなります。

 

Oki Dokiポイントは利用もしやすく、商品との交換、マイルやほかのポイントへの返還、ショッピング、キャッシュバックも可能です。キャッシュバックする際のレートは1ポイント3円、ショッピングの場合は利用店舗によりレートに多少の変動があります。

 

イオンカードセレクト|イオングループでポイント獲得のチャンスが多い

ポイント名 WAON POINT
ポイント還元率 0.5%~2.5%
ポイント価値 1ポイント1円
有効期限 24ヶ月
ポイント付与率 200円1ポイント
交換レート 1ポイント1円相当
交換可能ポイント dポイント、エムアイポイント
交換可能マイル JALマイル
ポイントモール イオンカードポイントモール
ポイント加盟店 イオン、ミニストップ、ダイエー、マックスバリュなど

 

イオンカードセレクトのおすすめポイント

  • イオングループの店舗の利用で還元率アップ
  • 公共料金の支払いや給与振込口座指定でもポイントを獲得できる
  • WAONのチャージでもポイントが還元される

イオンカードセレクトは、イオン系列の店舗で利用すると非常に効率よく貯められ、イオンカードポイントモール経由のネットショッピングや対象店舗で利用すると還元率が2倍にアップします。

 

また、公共料金の支払い1件につき毎月5ポイント、イオン銀行を給与振込口座に指定すると毎月10ポイント、WAONのオートチャージでもポイントを貯められます。

 

新規入会者向けのポイントキャンペーンを定期的に行っているので、キャンペーンの内容を考慮して申し込むタイミングを決めてもよいでしょう。

 

楽天カード|楽天グループサービスを使ってザクザク貯められる!

ポイント名 楽天ポイント
ポイント還元率 1.0%~3.0%
ポイント価値 1ポイント1円
有効期限 12ヶ月
ポイント付与率 100円1ポイント
交換レート 1ポイント1円相当
交換可能ポイント 楽天ポイント
交換可能マイル ANAマイル、JALマイル
ポイントモール 楽天市場
ポイント加盟店 楽天市場、KFC、マクドナルド、ガスト、バーミヤン、すき屋、ファミリーマート、デイリーヤマザキ、ツルハドラッグ、BEAMS、メガネスーパー、ビックカメラ、湘南美容クリニックなど

 

楽天カードのおすすめポイント

  • ポイント還元率1.0%の高還元率カード
  • スーパーポイントアッププログラムで還元率が大幅アップ
  • 新規だけではなく既存会員向けのポイント獲得キャンペーンが充実

楽天カードは、ポイント還元率は基本1.0%と高還元率のカードで加盟店舗も非常に多く、使いどころが充実しています。SPU(スーパーポイントアッププログラム)は楽天市場での利用でポイント還元率が3倍にアップし、条件を達成すれば最大16倍以上にまで還元率が上がります。

 

新規会員や既存会員に対する様々なキャンペーンを積極的に行っているのも特徴です。また、貯めたポイントは楽天グループサービスやキャッシュレス決済、運用、楽天NISAの投資にも利用できます。

 

dカード|ポイントのプレゼントやキャンペーン、特典が豊富なカード

ポイント名 dポイント
ポイント還元率 1.0%~4.5%
ポイント価値 1ポイント1円
有効期限 48ヶ月
ポイント付与率 100円1ポイント
交換レート 1ポイント1円相当
交換可能ポイント dポイント
交換可能マイル JALマイル
ポイントモール dカードポイントアップモール
ポイント加盟店 ローソン、ファミリーマート、高島屋、丸善ジュンク堂書店、マツモトキヨシ、タワーレコード、洋服の青山、ショップジャパン、ビッグエコー、ENEOSでんきなど

 

dカードのおすすめポイント

  • ポイント還元率1%でポイントを獲得しやすい
  • d払いを利用すれば効率良くポイントを貯められる
  • ドコモユーザーにお得な優待あり

dカードはポイント還元率が1%と高還元率のカードで、利用条件によってはさらに効率よくポイントを獲得できます。ポイントプレゼントや還元率アップキャンペーン、割引キャンペーンなどが定期的に行われており非常にお得です。

 

d払いをdカードに紐づけると基本還元率が1.5%~2.0%にアップし、提携している店舗で値引きを受けられるなどの特典もあります。

 

ポイントの使い道も豊富で、加盟店のショッピングやiDのキャッシュバック、d払いでの支払いが可能ですし、携帯電話料金の支払いにも利用できます。

 

三菱UFJカードVIASOカード|オートキャッシュバックでポイント期限切れなし

ポイント名 VIASOポイント
ポイント還元率 0.5%~5.5%
ポイント価値 1ポイント1円
有効期限 12ヶ月
ポイント付与率 1,000円で5ポイント
交換レート 1,000ポイントで1,000円相当
交換可能ポイント
交換可能マイル
ポイントモール POINT名人.com
ポイント加盟店 セブンイレブン、ローソン、ピザハット、松屋など

 

三菱UFJカードVIASOカードのおすすめポイント

  • ポイントがオートキャッシュバックされるので期限切れの心配なし
  • 携帯電話、プロバイダ、ETCの支払いのポイント還元率が2倍にアップ
  • POINT名人.com経由で最大12.5倍のポイントが獲得できる

VIASOカードの最大の特徴はポイントのオートキャッシュバック機能で、貯まったポイントは1ポイント1円で請求額に自動的に充当されます。

 

加盟店での利用やETCや携帯電話、ネットプロバイダの支払いに指定するとポイント還元率が上がります。また、三菱UFJニコスが提供するポイントモールサイト、POINT名人.comでネットショッピングをすると還元率が上がります。

 

VIASOカードのポイントは通常1,000円の利用で5ポイント付与されます。しかし、POINT名人.comで利用すると通常ポイントに加え店舗ごとに設定されたボーナスポイントが付与されます。

 

条件別で見る還元率の高いおすすめクレジットカード

 

年会費無料で還元率の高いカード

  • 三井住友カード(NL)
  • 楽天カード
  • イオンカードセレクト

近年、年会費無料な上に還元率の高いクレジットカードの発行が増えています。特に上記のカードは効率よくポイントを貯められるカードです。

 

三井住友カード(NL)は還元率が0.5%と一般的ではあるものの、大手コンビニやマクドナルドで「VISAタッチ決済」や「Mastercardコンタクトレス」を利用すると還元率は7%にアップします。日常的にコンビニを利用する方には効率よくポイントを獲得できます。

 

還元率の高さだけではなくポイントの使い勝手がよいのもおすすめの理由です。付与されるVポイント使い勝手がよく他社のポイントやマイルに交換可能です。

 

楽天のサービスをよく利用する方には楽天カードを、イオンの利用頻度が高い方はイオンカードセレクトをおすすめします。それぞれのサービスで利用するとボーナスポイントが付与されるのでポイントが貯まりやすくなります。

 

「Amazon.co.jp」でおすすめの高還元率カード

  • JCB CARD W

Amazon.co.jpの利用頻度が多い方にはJCB CARD Wがおすすめです。

 

Amazonの公式カードのプライム会員以外は1.5%(プライム会員は2%)のポイント還元率です。しかしJCB CARD WをAmazonで利用するとポイントの還元率は2%と公式カードより高く設定されています。

 

Amazonの一般会員でもJCB CARD Wを利用するとプライム会員と同様の還元率でポイントが付与されるのです。貯めたポイントはAmazonでも利用できます。

 

「Visa」でおすすめの高還元率カード

  • 楽天カード
  • dカード

クレジットカードの世界シェアNO1のブランドはVISAです。VISAに加盟している店舗は非常に多く、世界中で利用範囲の広いカードです。

 

クレジットカードの国際ブランドをVisaに、とお考えの方におすすめなのが楽天カード、dカードです。還元率が高い上に、いずれも加盟店や提携店が非常に多く、提示するだけでポイントが貯まります。また、カードを利用すればポイントの二重取りができる店舗も数多くあります。

 

海外利用で還元率の高いカード

  • 三井住友カード(NL)
  • JCBゴールド

海外での利用におすすめするのは三井住友カード(NL)です。還元率の高さに加え、セキュリティ性が高いので安心してカードを利用できるからです。

 

世界で日本のように治安の良い国はごく一部です。治安が良くない国ではカード不正利用のリスクが常に潜んでいます。三井住友カード(NL)は、カードに情報が印字されていないので会員番号やセキュリティコードを読み取られません。

 

JCBゴールドも海外利用でポイントを効率良く貯めるのにおすすめです。海外の加盟店で利用すると2倍のポイントが付与される上に付帯保険も手厚いので、海外滞在時のトラブルにも安心です。

 

ゴールドカードおすすめの還元率の高いカード

  • 三井住友カードゴールド(NL)
  • dカードゴールド

ゴールドカードは審査基準が厳しい上に年会費が高くなるものの還元率が高いためポイントが効率よく貯められます。おすすめは三井住友カードゴールド(NL)と、dカードゴールドです。

 

三井住友カードゴールド(NL)は、大手コンビニ、マクドナルドで非接触型決済をするとポイント還元率が10倍にアップします。

 

また、dカードゴールドはドコモのスマートフォンやドコモ光の利用料金の税抜き1,000円ごとに10%のポイントが付与されます。なお、dカードゴールドは、家族カードも還元率と付与条件が同じです。家族でドコモを利用している方が家族カードで支払い設定をすると効率よくポイントが貯まります。

 

クレジットカードのポイントと還元率とは?

 

クレジットカードのポイントとは?

クレジットカードの「ポイント」は、クレジットカード会社が利用者に提供するものです。カードの利用額によって応じてカード会社から利用者に付与します。ポイントが一定数貯まるとポイント数に応じた特典をカード会社から受けられます。

 

ポイントの種類はクレジットカード会社によって異なり、各社の独自のルールで利用者へ付与しています。ポイント付与や還元率のルールは「ポイントプログラム」と呼ばれています。

 

ポイントが付与される仕組み

利用者に付与されるポイントは、加盟店がクレジットカード会社へ支払う利用手数料から還元されています。

 

利用者がクレジットカードで買い物すると、加盟店はクレジット会社に手数料を払います。この手数料がクレジット会社の収益の一部となり、その中からカード利用者へポイントを還元しています。

 

ポイントの還元率は、クレジット会社と加盟店との契約で異なり、キャンペーンなどでは期間限定で2倍以上になることもあります。

 

ポイントはどこで使えるのか

貯まったポイントは様々な用途があります。

  • カタログギフトを通じて家電や食料品などの商品 と交換
  • ギフトカードや商品券、割引券への交換
  • カード会社もしくは系列会社が提携しているサービスの利用料金を割引
    ※dカードでは携帯電話の利用料金への充当ができます。
  • キャッシュバック
    ※三菱UFJ VIASOカードでは貯まったポイントが自動的にキャッシュバックされます。
  • マイルへの交換
  • 共通ポイントへの交換(PontaカードやTポイントへの交換など)
  • 電子マネー、プリペイドカードへのチャージ、など

ポイントプログラムはカード会社によって異なるので、カード選びの検討材料のひとつにしてもよいでしょう。

 

一般的なポイント還元率は0.5%

一般的なクレジットカードのポイント200円の利用で1円相当のポイントが1ポイント付与されるように設定されています。200円の利用で1ポイント(1円)の付与のため、クレジットカードのポイント還元率の平均値は「0.5%」となります。

 

もし100円で1ポイント貯まるカードがあれば、そのカードの還元率は1%となるので、こう還元率カードといえます。

 

ポイント還元率と付与率の関係

付与率は「金額に応じて何ポイントが付与される比率」であり、還元率は「1ポイントが何円で使えるか」の比率です。

 

100円の利用で1ポイント付与されるカードの場合、ポイント付与率は1%です。しかし1ポイント0.5円換算だと、このカードのポイント還元率は0.5%になります。付与率が高いからといって還元率も高いわけではありません。

 

100円につき1ポイント付与されるカードと500ポイントにつき1ポイントを付与するカードがあったとします。
一見、前者のほうが還元率は高く感じますが、前者のポイントの価値が1円の価値で、後者のポイントの価値が5円であれば還元率はいずれも1%になります。
どちらがお得なのかは利用頻度や利用金額によって異なります。クレジットカードのポイントは付与率と還元率をしっかりと確認しましょう。

 

ポイント還元率 ポイント価値 ポイント付与条件
三井住友カード(NL) 0.5%~7.0% 1ポイント1円 200円で1ポイント
JCB CARD W 1.0%~5.5% 1ポイント5円 1,000円で2ポイント
イオンカードセレクト 0.5%~2.5% 1ポイント1円 200円で1ポイント
楽天カード 1.0%~3.0% 1ポイント1円 100円で1ポイント
dカード 1.0%~4.5% 1ポイント1円 100円で1ポイント(1会計毎の利用額)
三菱UFJカードVIASOカード 0.5%~1.0% 1ポイント1円 1,000円で5ポイント

 

ポイントをもっとも効率的に貯める方法

ポイントを効率的に貯めるには、以下2つの方法がおすすめです。

  • 複数のクレジットカードを所有していれば「メインカード」を決めて利用する
  • 公共料金や携帯電話など、必ず発生する固定費の支払いにカードを指定する

複数のクレジットカードをお持ちの方は、常に利用する「メインカード」を決めてください。クレジットカードは集約して利用すればそれだけポイントが集中します。

 

たとえ還元率が高いクレジットカードを利用しても、複数のカードにポイントが分散すると効率よくポイントが貯まりません。メインカードを還元率の高いカードにしておけば使うたびにポイントが貯まってお得です。

 

また、固定費をカード払いにすれば何もしなくてもポイントを獲得できます。ショッピングやサービスの利用でクレジットカードの決済をしなくてもポイントが貯められるので効率的です。

 

還元率でクレジットカードを選ぶ際の注意点

 

ポイントの有効期限はいつまでなのか

ポイントの有効期限は必ず確認しましょう。一部を除けばほとんどのクレジットカードはポイントに有効期限があり、有効期限内に利用しないとポイントが失効します。

 

特に「新規入会と利用で数千ポイントを付与」など、新規会員向けキャンペーンを実施しているクレジットカードは要注意です。一般的に新規会員向けキャンペーンで獲得したポイントは数か月以内に利用しないと失効するからです。

 

なお、セゾンカードのポイント「永久不滅ポイント」は有効期限がありません。有効期限を設定していないクレジットカードはそれだけでも大きなメリットです。

 

ポイントが付与される条件

同じ還元率でも、ポイントの付与条件が異なると得られるポイントの数や活用方法が異なります。ポイントはどのような条件で獲得できるのかは必ずチェックしてください。

 

例えば、「100円で1ポイント付与されるカード」が複数あったとします。同じ付与率でも100円単位につき1ポイントが付与されるものもあれば、1,000円利用して10ポイント付与されるものもあるのです。

 

カードを長期継続すると獲得ポイントが大きく変化します。同じ還元率のカードでも利用方法次第では獲得できるポイントに差が出るでしょう。

 

ポイントアップの条件

一般的にクレジットカードのポイントは、利用した場所や頻度などの条件によって通常の利率より還元率が高くなります。ポイントアップの条件とクレジットカードの活用方法が合致していれば効率良くポイントを貯められます。

 

わかり易い例として楽天カードのポイントアップの条件を紹介します。楽天カードの基本ポイント還元率は1.0%ですが、利用条件によって還元率が大きく変化します。

  • 楽天市場で利用すると1%プラス1倍の2倍のポイントを付与
  • 楽天市場アプリを利用すると3.5倍のポイントを付与
  • 楽天ポイント加盟店で利用すると最大2倍のポイントを付与
  • 楽天トラベルを利用すると最大2倍のポイントを付与

楽天グループで樂天カードを利用すると高い還元率でポイントを獲得できます。楽天関連のサービスをよく利用している方は非常に効率良くポイントを貯められるのです。

 

年会費との兼ね合い

クレジットカードの年会費は無料のものもあれば有料のものもあります。高い還元率のカードでも年会費次第ではお得にはならないかもしれません。

 

年会費が高額なクレジットカードは一般的にポイント還元率が高く設定されています。しかし、還元率が高くてもカードの利用頻度次第では獲得するポイントより支払う年会費のほうが高額になる可能性があります。そのカードの持つ特典や優待に魅力を感じなければお得とは言えません。

 

逆に高額な年会費でも、高い頻度と金額を利用すれば多くのポイントが獲得でき、特典や優待を活用できればよりお得に感じられるでしょう。

 

自動的にリボ払いに設定されている可能性がある

還元率が高いクレジットカードの中には注意が必要なカードがあります。それは、支払いが自動的にリボ払いになる設定をされているカードです。

 

自動リボ払いのクレジットカードは意図せずに支払いがリボ払いになり、毎月利息が発生してしまいます。たとえポイント還元率が高くても支払う利息が多くなり、結果的に損をするかもしれません。

 

還元率とクレジットカードの利用目的が合致しているか

検討しているカードのポイントプログラムは把握してください。カードの還元率が上がる条件と利用目的が合致していれば非常にお得になります。

 

現在は様々な業界がクレジットカードを発行していますが、いずれも必ずお得な利用条件を備えています。そのカードの強みを持つ場面でカードを利用すればポイントが貯まりやすくなります。

 

ポイント還元率でよくある質問

おすすめの共通ポイントはなに?

共通ポイントとは複数の提携店舗で利用できるポイントで、おすすめは以下の3つです。

  • Tポイント
  • Pontaポイント
  • 楽天ポイント

いずれも規模が大きく使える店舗・サービスが多いので効率良くポイントが貯まります。貯まったポイントの利用方法も豊富です。

 

基本還元率2%や3%のカードはある?

基本還元率が2%や3%のカードは存在しませんが、、特定の条件を満たすと利用すると2%や3%の還元率になるカードは存在します。
例えば、三井住友カード(NL)は基本還元率が0.5%ですが、セブンイレブンやマクドナルドで利用すると還元率は最大7倍に上がります。
また、JCB CARD Wをセブンイレブンやamazonで利用すると2倍の還元率になります。

 

家族カードで付与されるポイントはどうなるの?

家族カードを利用して付与されるポイントは基本的に本会員のカードに付与されます。しかし中には家族カードでポイントを管理できるものや共有できるものもあります。
家族カードの利用を考えている方は、獲得したポイントがどのように扱われるか、確認をおすすめします。

 

付与されたポイントが税込みと税抜きではどう変わる?

ポイントが付与される対象の価格が「税込み」の場合、「税抜き」より還元率が高くなります。もし1.0%の還元率のカードで10,000円(消費税1,000円)の商品を購入した場合、獲得できるポイントは以下のようになります。

  • 税抜きの場合100ポイント(対象が10,000円)
  • 税込みの場合110ポイント(対象が11,000円)